BLOG

ブログ

「iDeCoは税金メリットがあるから
満額するの!!」

ちょっと待って下さい!
知らずに始めて
結局最後に泣きをみるかもしれません。

確かにiDeCoは控除がたくさんあり、
スタートされている方も多くいらっしゃいます。

ご存知の通り、
iDeCoは老後資金の運用です。
受け取るときには、今よりも
確実に年を重ねています。

だからこそ、
今、一番若い時に理解しておかなければ、
アバウトに考えて、アバウトに始めて、
老後受取時に失敗してしまっては、目も当てられません(-_-;)

一時金で受け取っても管理できないしと、
安易に年金形式で受け取ると
結局通算で受取額が
大きく減る場合もあります。

出口でのシナリオを
何パターンも描くことが大切です。

今日は、
メリットだらけと信じ、
安易にスタートしたばっかりに、
何百万も損をしないように、

出口で失敗しやすい事例をお届けしたいと思います。
是非、最後までご覧くださいね!

国が「貯蓄から資産形成」と謳って
数十年経つのに、
2018年は、いまだに全体の2割弱しか、
資産形成を始めていない
という数字がでていました。

令和になってようやく、
保険のカタチ・投信のカタチなど
様々なカタチで
運用をスタートされる方が
目立ち始めてきました。

その中でもiDeCoは、
確定拠出年金として、
国が認める国がしてほしい運用であり、

掛け金すべてを控除対象にする
すごい政策の上に成り立っています。

もちろん、個人事業主の方など
退職金が多く見込まれない方は
こういった制度を上手に使うことが大切ですが、
その制度を良く知ってからスタートすること、
特に、雇用されている人は兼ね合いが肝になります!

<ポイントは一括タイプ?年金タイプ?>

受取時、一括か年金方式かで悩まれて、
一時金で大金を受け取ってしまうと
管理できないという理由で、
年金方式を選ばれている方が多いようですが、
まずは、メリット・デメリットを
よく知ることです!

iDeCo一括受取のメリット
・退職所得控除が受けれる。

※何年積み上げてきたかによって
計算式が変わります。

iDeCo年金方式のメリット
・公的年金等控除が受けれる。

と、
どちらも控除のメリットはあるのですが、
実はどちらにも落とし穴的なデメリットがあります。

<iDeCo一括受取のデメリット>

・自分の会社の退職金と合算になり、
退職所得控除を越えた分には税金がかかります。

・大金を通帳にいれておくだけで
微々たる利息しかつかないうえに、
源泉分離課税の対象になります。

且つ、相続が発生した時に、
お金には名前がついていないので、
すべて相続対象になり、
トラブルになりやすいと言われています。

<iDeCo年金方式受取のデメリット>

・10年だったら10年、
分けた分だけ、口座管理手数料がずっと引かれます。

・受け取る年金との合算になるため、
控除以上の受け取りになると、
所得として、所得税の対象になります。

・受取時にも毎回手数料がかかります。

メリット・デメリットと
簡単に並べてみましたが
いかがでしょうか?

じゃあ、どの受け取り方が一番いいの?
と、聞かれると、

控除額内で一時金で受け取って、
後は数回にわたって、年金方式がいい。

とか、

一時金でどんと受け取って、
受け取った額の半分をまた運用する。

とか、

退職金が多いから、
iDeCoはできる限り運用しておいて、
部分部分で受け取る。

など、

いろいろ答えがあります。

例えば、不動産などをお持ちであれば、
控除のバーをすぐ越えてしまうかもしれません。

最終的な答えは・・・・

自分の他の資産とも合算して
総合的に考え、
いくつかシミュレーションする!!

これが、一番良い方法です。

退職金・iDeCoの受取に関しては、
シミュレーションができます。

ご希望のまた、ご担当させていただいている
コンサルタントに是非ご相談くださいませ。

お気軽にメッセージくださいね!
私達でお役に立てることを
精一杯させていただきますね!

記事一覧

日高叔子

日高 叔子 子育て支援コンサルタント・ライフコンサルタント 元保育士・幼稚園教諭の経験をもとに子育て相談を受けていました。 お金の学びをしたときに、 家計を守るお母...

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。