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老後の必要資金にインフレが加わると・・私は、一体いくら貯めればいいの?

老後資金は2,000万!と言われ続けて早5年。「本当に2000万で足りる?」と、多くの女性から疑問の声があがっています。

それもそのはず、最近、食品などの生活用品の価格が大幅に上昇していて、同じ資金では以前と同じ暮らしができない状態になっているからです。

そもそもの生活費があがる、この影響で、老後に必要な資金も増加する可能性があります。

この記事では、40代・50代の女性が今からできるインフレも盛り込んだ老後資金対策についてお届けします。


老後資金が倍増する可能性
帝国データバンクによると、生活用品の年間の平均値上げ率は17%にものぼるそうです。この物価上昇により65歳以降例えば30年間生きると仮定したとき、老後に必要な資金が5年前は2000万円と試算されていましたが、物価上昇を加味すると、老後に必要な資金は約4000万円に倍増する可能性があります。これは、年3.5%の物価上昇が続くと仮定した場合の試算です。


異なる試算も
一方で、物価上昇率を2%と仮定した場合、老後資金は約2033万円と試算されています。さらに、支出が減少することを考慮すると約1144万円になるという見方もあります。

自分がどちらになるのか・・・はそれぞれの価値観によって決まります。

ただ、多くの方が、現役世代の生活のレベルを急に落とすことはかなり難しいので、今、現役時代の時から自分が価値を感じるものに支出をしているのか、しっかりと把握しておくことが大切です。


今からできること
1. 資産形成の見直し: 少額投資非課税制度(NISA)など国が出している制度も上手に活用し、物価上昇を考慮した資産形成を始めましょう。
2. ライフスタイルの見直し: 家計収支を改善し、無駄な支出を減らすことで必要な老後資金を抑えることができます。
3. 働き続ける選択肢: 高齢になっても働くことで収入を得ることができます。65歳以上でも働く人が増えており、これにより老後の収支が改善される可能性があります。


結論
40代・50代の女性にとって、今から老後に備えることは非常に重要です。その中でも資産形成・価値観の整理・収入を高めるを三本柱に、現時点での年金額の予想を把握すること・物価上昇やライフスタイルの変化を考慮しながら、自分に合った資産形成や生活設計を行いましょう。これからも情報を発信していきますので、一緒に将来への備えを進めていきましょうね。

女性の為のファイナンシャルプランナー日高叔子

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日高叔子

日高 叔子 子育て支援コンサルタント・ライフコンサルタント 元保育士・幼稚園教諭の経験をもとに子育て相談を受けていました。 お金の学びをしたときに、 家計を守るお母...

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