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みなさん、こんにちは!

行政書士の坂本圭士郎です。最近、相続手続きをご依頼頂くお客様から相続した土地を売りたいが、「古家付き土地」と「更地」どちらが売れますか?と聞かれることが多々あります。

親が亡くなったのに伴い誰も住んでいない実家を売却したいと考える方も少なくないのではないでしょうか?その理由として、家屋が古くなっているため地震や台風などの自然災害で家屋の倒壊や崩落の危険性があり、第三者に怪我をさせてしまうこともあるかも知れません。

そこで、実家を売却する方法として建物を解体して更地として売るか、「古家付き土地」としてそのままの状態で売却するかの2つのケースが考えられます。また、土地によってはなかなか買い手がつきにくそうな土地であったり、早く現金化したい場合は買取という選択肢もあります。

それぞれの売却方法のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

「古家付き土地」をそのまま売却する場合

家の資産価値は築年数が経過するにつれて下がっていき、築40年を超えると建物自体の価値はほぼゼロになると言われています。

古家付き土地として売るメリットは、解体する必要がないため解体業者に依頼する手間や費用がかからないことです。解体費用の相場は一般的な一軒家で150万円〜200万円だと言われています。決して安くはない金額のため、「解体したものの買い手がつかないかもしれない」といった心配をしなくて良いのは心理的な負担を軽減できるでしょう。

また、建物があることで固定資産税や都市計画税の減税措置を受けることができます。古家付き土地として売るデメリットは、古家付き土地として売却した後に、買主に説明していなかった欠陥が見つかると瑕疵担保責任を問われるリスクがあります。この場合、契約解除や損害賠償を求められる可能性があるため、売主は契約時にすべての情報を伝えられているか確認が必要です。

解体して更地にして売却する場合

古家付き土地で売り出してもなかなか買い手が見つからないようであれば、更地にして売ることも検討する必要があります。

例えば、実家の老朽化が激しい場合は、買い手の方から見て良くないイメージを受ける可能性もあります。また、新築のために土地を探す場合は、更地はすぐに建設に取り掛かることができるので、比較的買い手がつきやすいのもメリットの一つです。

今後も使う予定がない土地なのであれば、売却を考えてみるのも良いかも知れません。

次回も是非お楽しみに。

行政書士 坂本 圭士郎

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坂本 圭士郎

立命館大学法学部卒業。豊和銀行勤務を経て、行政書士試験に合格。相続手続き を専門とした行政書士コリンズ法務事務所を設立。大分県内各地で、分かりやす く相続手続きのを伝...

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