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私の住宅ローンの師匠である金融機関の方に聞くと最近は20代から30代の独身サラリーマンに対して、住宅ローン審査が厳しい傾向にあるとのこと…。

 

その理由としては、若者を狙った住宅ローン投資詐欺が横行しているからだそうです。

 

住宅ローン投資詐欺…。

 

私の周りもそうですが、最近の若い人は老後の年金制度への不安もあり、将来に向けての資産形成にとても熱心な人が多くて、若い頃に散財をしてきた私からするととても感心します。

 

そんな若者を狙って、不動産投資業者が「住宅ローン投資詐欺」を行っている現実があるんです。

 

本来、住宅ローンとは「そこに住むこと」を前提として、他のローンよりも低金利で融資をしています。

 

よって、投資用物件で住宅ローンは使えません。

 

投資用物件をローンで購入する際は不動産投資ローンを使うことになりますが、金利は住宅ローンより高く、返済期間は短く、貸し倒れの危険性もあるので審査はとても厳しいです。

 

また、居住用と違い、投資用には税制面での優遇措置もありません。

 

しかし、その住宅ローン投資詐欺は投資用物件に対して、住宅ローンを組ませるんです。

 

金融機関には「そこに住む」と嘘をついて…。

 

さぁ~、そこからが大変です!

 

このような投資物件は賃貸に適していない立地条件だったりします。

 

何と言っても「詐欺」なので…。

 

借り手がつかずに空室が続くとローンの支払いだけが延々と続きます。

そして、かかるお金は住宅ローンだけではありません。

 

 

毎月の管理費・修繕積立金に加えて、固定資産税・都市計画税も支払わなければなりません。

 

そして、最も怖いのが、投資用物件なのに住宅ローンを使ったと虚偽の申告がばれて、

 

金融機関から一括返済を求められた場合

 

です。

 

投資用物件といっても価格はそれぞれで大きな金額になると数千万単位にもなります。

 

詐欺まがいで投資用物件を購入させて、投資用物件では使えないはずの住宅ローンを組ませた不動産会社に責任を追及しても一括返済は免れません。

 

なぜならば、

 

ローンの申し込み段階からお金の貸し借りの契約時において、その都度、自身が住むためのローンである、つまり投資用物件には使えないことを説明されているからです。

 

そして昨今、そのケースで一括返済を求められているケースが多発しているそうです。

 

不動産投資が全て悪いといっている訳ではありません。

 

不動産投資をするには、

 

◎不動産投資には住宅ローンは使えない!

 

◎不動産投資ローンの概要を押さえておく!

 

◎物件を維持していくための費用と収入のバランス!

 

◎立地などその物件が本当に投資用として成り立つか!

 

を押さえておく必要があります。

 

そして、何より私が声を大にして言いたいのが、

 

ローンを組んで不動産投資を行っても自身が家を持ちたいと思った時に無理なく住宅ローンを組むことができるのか?

 

です。

 

不動産投資は大きなお金が動きます。

 

ご自身の判断だけではなく、周りにいる不動産に詳しい人に聞いてみることを強くおススメします。

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三浦真也

1974年5月5日生まれ、大分県宇佐市出身、家族は妻と息子(30歳)と娘(25歳)がいますが子供達は独立して今は妻と二人で仲良く暮らしています。約24年間不動産業界に身...

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