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1年後、10年後、20年後…

どれくらいのお金が必要か考えたことはありますか?

 

人生の3大支出である【教育費】・【住宅費】・【老後資金】

合計で1億を超えるとも言われています。

その中で、

お子さんが産まれたときに考える【教育費】

住宅を購入するときに考える【住宅費】

この2つのタイミングでは「これからどれくらいお金がかかり、どう準備していけば良いのか」ライフプランを立てる方はたくさんいますが、老後に入るタイミングでライフプランを立てる方は少ないように感じます。

ですが、3大支出の中で一番金額が大きいのが、【老後資金】です。

教育費や住宅費は、人生の選択によりお金がかからない場合もありますが、老後の生活費は生き続ける限り誰しもがかかってきます。

そして、この老後の生活費は、それまでの資産状況、年金額、生活水準、健康状態、介護の有無、家族との関係性、老後の夢などにより、お一人おひとり、必要な金額が大きく変わるものでもあります。

長寿命化による長生きリスクも欠かせません。

1950年頃の日本人男性の平均寿命は約58歳でしたが、2017年には約81歳まで伸びています。つまり、1950年頃と比べて、23年分も多くのセカンドライフの費用が必要となっています。

平均寿命はこれからも伸びていくことが予想されていることを考えると、老後の資金は25年、30年分の生活費を考えておくべきです。

健康寿命も見てみると、男性で約72歳、女性で約75歳です。平均寿命から考えると9~12年は、就労が困難など、日常生活に何らかの制限が加わる形で生活を送る可能性があります。

その場合、介護費用など特別な費用がかかることや金融機関での手続きが困難になり金融サービスの利用にも支障が出ることも考えられます。

 

また、老後の生活費は、教育費や住宅購入費とは決定的に違う点があります。

教育費や住宅費を支出している期間は、もし足りなくなったら『もっと働く』『がんばって節約』という選択肢を取ることができます。ですが、老後資金は、お金が足りなくなったからといってすぐに働けるものではありません。

体力的にきつかったり、なかなか働き先が見つけられない場合も多いです。また、若いときは、食事を質素にしたり、エアコンの温度を制限したり…とういうような節約も可能ですが、年齢を重ねるとそれが命取りになることもあります。

そのため、老後こそ綿密なライフプランが必要なのです。

 

お金の心配でいつも不安を抱えた老後生活ではなく、

経済的にも精神的にも余裕のある老後生活を迎えられるように1日でも早い準備をはじめましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

ファイナンシャルプランナー

中野晴香

 

 

 

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中野晴香

大学卒業後、金融機関の窓口で働いていましたが、将来を考えた時、預金だけでは足りない!もっと他の力が必要だと気付きました。これを他の人にも伝えたい、そして、もっと一人一人...

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