【絶対、損したくない】NISAの3つのデメリット
NISAを始める人どんどん増えていますね。
Instagramを見てみると
「NISAで○○万円増えた!!」
「NIASを始めるべき!!」
という投稿もよく見かけますが、、、
万能な金融商品はありません。
人気のNISAにも、もちろんデメリットがあります。
知らずに始めて後悔しないように『NISAの3つのデメリット』をお伝えします。
元本割れの可能性
NISAのデメリット1つ目は、【元本割れの可能性】があること。
NISAは、基本的に、株の運用のため景気に左右されリスクが大きいです。銀行に預けている預金や保険商品とは違って、元本保証がありません。
NISAを始める日や現金化する日を今日にするか、明日にするか、たった1日で結果が大きく変わることもあります。
iDeCoや変額保険であれば、運用の利益とは別に、月々に積み立てていくお金に対しても税制優遇があるので、そこでカバーできることもありますが、NISAは、運用利益が非課税になるだけです。
損益通算ができない
NISAのデメリット2つ目は、【損益通算ができない】こと。
損益通算は、同一年度内で発生した利益と損失を相殺することです。
例えば、
『AとBの2つの株を持っていました。新しく車を買おうと思い株を売却して現金化したところ、Aは10万円増えていましたが、Bは10万円減っていました。』
この時、NISAを使わずに株を買っていた場合は、AとBの利益と損失を相殺すると利益は0円になり税金はかかりません。
ですが、Bの株をNISAを使って買っていた場合、損益通算されずAの10万円の利益に対して全てに税金がかかってしまいます。
すべてNISAで買うことができればいいのですが、NISAは決められた範囲でしか選べません。NISAは利益が出なければ恩恵を受けられないのです。
相続手続きが煩雑
NISAのデメリット3つ目は、【相続手続きが煩雑】なこと。
NISAをしている人の相続が発生した場合、そのままでは売却したり、配当金・分配金を受け取ることはできません。
金融機関に必要書類を提出し、相続人は遺産を受取るためには、亡くなった方と同じ金融機関で証券口座を開設しなければいけません。
証券口座を開設するために、郵送でのお手続きが必要な場合もあり、手元にお金として引き出すために時間がかかることもあります。
ご葬儀費用や遺族の生活費は他の形で準備しておくことをおすすめします。
【認知症】になった時、NISAの資産を取り出せなくなってしまうことにも注意が必要です。
また、通帳や保険証書などと違い、NISAは証券もない場合が多く、相続人が気付かずにそのまま放置されてしまうケースもあります。万が一のことは、いつ起こるか予想できないので、その点も対策をしておきましょう。
今回は、NISAのデメリットばかりお伝えしましたが、NISAを使うことが良い場合もたくさんあります。
自分には、どの資産運用の方法があっているのか見極めることがとても重要です。
ご希望の方は、『どの金融商品が自分に合っているのか』診断するチェックシートプレゼントしますので、
無料の個別相談をぜひご活用ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ファイナンシャルプランナー
中野晴香
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