【意外と見落としがち】固定資産税が高くなるポイント!

最近、大分県宇佐市にある実家(一戸建て)を父から生前贈与の形で引き継ぎました。
これからは父に代わって、私が火災保険料や税金を支払うことになったのでチェックしていたら、固定資産税額を見て、びっくり!
建物だけで年間15万円近くも…。
うちの実家は今から17年前、道路に取られて
建て替えることになりました。
建物面積約50坪の純和風の一戸建てです。
その際、いただいたお金を全て建物に突っ込んだので、色んなところにこだわって作られています。
固定資産税がやけに高いのは間違いなくそのせいだそうです。
そこで地元市役所の固定資産税の担当者に「固定資産税が高くなる」ポイントについて聞いてみました。
これはこれからお家を建てる方にとって必見です!
固定資産税が高くなる原因は以下の5つ
1.評価額が上がっている
固定資産税は「固定資産税評価額 × 1.4%(標準税率)」で計算されます。つまり、この評価額が上がれば税額も自動的にアップ。
評価額は3年ごとに見直されますが、地価が上昇しているエリアや再開発で人気が出てきた地域では、このタイミングでグンと上がることがあります。
2.特例や減額措置が終了した
新築住宅や小規模住宅用地には、固定資産税が軽減される特例があります。例えば新築住宅は一定期間、税額が1/2になる場合がありますが、この期限が切れるといきなり満額に。昨年より高い!と感じる原因の一つです。
3.家や土地の使い方が変わった
住宅用地の軽減措置は居住用として使っている場合に限られます。賃貸や駐車場に用途変更した場合、軽減率が下がって税額がアップすることがあります。
また、空き家対策特別措置法に基づき「特定空き家」に指定されると、住宅用地の軽減が外れ、固定資産税が最大6倍になるケースも…。
3.都市計画税とのセット効果
固定資産税の通知書には、都市計画税も一緒に記載されます。都市計画税の税率(最大0.3%)が引き上げられたり、課税対象が広がることで、合計額が増えたように感じることもあります。
5.改築・増築による評価額アップ
リフォームで外壁や屋根を新品同様にしたり、増築した場合、評価額が上がります。「見た目がきれいになった分、税額もアップ」というのは嬉しいやら悲しいやら…。
次に「こんな建物にすると固定資産税が高くなる」意外と知らない落とし穴を以下の5つにまとめてみました。
1.延べ床面積が広すぎる
固定資産税は建物の「評価額」に基づいて計算されます。延べ床面積が大きければ大きいほど評価額は上昇。広いリビングや大きな収納は魅力的ですが、その分税額アップは覚悟しておく必要があります。
2.高級仕様の外装や内装
外壁を天然石にしたり、屋根を高耐久かつ高級素材にすると、評価額が高くなります。内装も大理石の床や特注の造作家具など、高級仕様は評価にしっかり反映されます。見栄えと引き換えに、毎年の税負担が増えるわけです。
3.付帯設備が多い
車庫、物置、温室、さらにはサウナやジャグジーなど、生活を豊かにする付帯設備はすべて評価対象。特に鉄筋コンクリート造のガレージやガラス張りの温室などは、建物本体に準ずる評価で課税されます。
4.構造が頑丈すぎる(RC造や鉄骨造)
木造よりも耐久性が高い鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造は、評価額が高めに設定されます。耐震性や耐火性を重視すると税額も上がる、というちょっと切ない現実です。
5.増築・改築を繰り返す
増築や大規模リフォームを行うと、その都度評価額が見直されます。「せっかくだからちょっと広げよう」と繰り返していると、数年後の税額が想定以上になってしまうことも。
以上になりますが、固定資産税は住宅ローンの返済が終わっても支払いがずっと続きますが、意外と見落としがちです。
ぜひ、固定資産税のことも頭に入れながら、賢い住宅購入を実現しましょう!

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