【期日別】相続手続き一覧表
みなさん、こんにちは!
大分でファイナンシャルプランナーとして活動している中野晴香です。
相続は、申請に期限があるものばかりです。それを知らなかったばかりに、借金を背負うことになったり、税金を多く払わないといけなくなったりすることもあります。
誰も教えてくれないのに「知らなかった」では済まない事ばかりです。
今回は、申請期限別に相続手続きについてまとめましたので、ぜひ、最後までお読みください。
7日以内
・死亡診断書の受け取り
・死亡届の提出
・火葬・埋葬許可申請書提出
【銀行預金】などは、基本的に相続人全員で分ける必要があるため相続前に勝手にお金を引き出すとトラブルの元になります。
【生命保険の保険金】は、受取人の固有の財産となるため、保険金の受取人だけのお手続きで、このタイミングでもお金を引き出すことができます。そのため、遺族の方の生活費や葬儀費用は生命保険で備えておくことが望ましいです。
10日以内
・厚生年金受給停止の手続き
14日以内
・国民年金受給停止の手続き
・健康保険/介護保険の資格喪失手続き
・世帯主変更の手続き
トラブルを防ぐためにも、このくらいのタイミングで以下の場所にも連絡をしておきましょう。
【金融機関】→ 口座は凍結されます
【公共料金支払い】 → 名義変更 or 解約
15日以内
・自動車の所有権移転手続き
3ヶ月以内
・相続放棄の申し立て →全ての相続を放棄
・限定承認の申し立て →マイナスの遺産があった場合、相続人のプラスになる範囲で相続 手続きをしない場合は、全てを相続する『単純承認』となります。
借金などのマイナスの遺産があり、相続をしたくない場合は3ヶ月以内のお手続きが必須です。 これを過ぎてしまうと単純承認したと見なされ、マイナスの遺産の返済義務が発生します。
『調査が間に合わなかった』『いつの間にか、期限が過ぎてしまった!』と、あとで後悔しないように、1ヶ月以内を目安に以下のことを確認しておくことをおすすめします。
【遺言書の有無】
【相続人の確認/連絡】
【相続財産の調査】
4ヶ月以降
相続税が発生する場合や、申請してお金をもらう場合などにも期限があります。必要に応じて、その対応と期限についてもご確認ください。
申請 (相続税 & 土地)
・被相続人の準確定申告(4ヶ月以内)
・相続税申告(10ヶ月以内)
・相続登記の申請(3年以内)
もらえるお金
・遺留分侵害額の請求(1年以内)
・高額療養費の還付請求(2年以内)
年金関係
・国民年金の死亡一時金の請求(2年以内)
・遺族年金受給申請(5年以内)
・未支給年金の請求(5年以内)
・国民年金の寡婦年金請求書(5年以内)
相続の手続きには、期限があるものが多いので、注意が必要です。そして、 トラブルのないスムーズな相続手続きのためには事前準備が必要不可欠。
準備が早ければ早いほど、出来る選択肢が多いのでより効率的に家族に遺産を残すことも可能です。
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