新NISAで変わる3つのポイント
2024年からNISA制度が大きく変わる予定です。
新NISA制度でどう変わるのか?
今回は、「令和5年度税制改正大綱」で分かった2024年以降のNISA制度の方向性、大きく変わる3つのポイントをお伝えします。
ポイント① つみたて投資と一括投資が併用可能
月々の積み立てていく「つみたてNISA」とまとまった金額でも運用できる「一般NISA」この2つが併用可能になります。
現行の制度では、どちらか一方しか選択できませんでした。「つみたて NISA枠」と「一般NISA枠」は、選べる投資対象商品も違っているので、新NISAでは併用可能となることで、選択の幅が広がりました。
ポイント② 非課税期間が無制限に
現在、NISAが5年、つみたてNISAが20年という非課税期間が定められています。投資は長期間で行うほど、元本割れのリスクを軽減することができ、元金の金額が増えることで年々利益が増えていきます。今までは、NISAの場合、非課税期間5年とまだ元本割れのリスクの高い時期のうちに非課税期間が終わっていました。つみたてNISAも老後のために始めたという方が多い中、20代の方が始めたら非課税期間が終わるのが40代と老後前に非課税期間が終わってしまい、利益が増えてくるタイミングで課税されるという状況でした。
新NISAの場合は、非課税期間が無制限になるので資産形成においてメリットが大きくなりました。
ポイント③ 年間投資枠が増えた
新NISAでは、年間の投資枠が「つみたて投資枠」年120万円、「成長投資枠」年240万円になります。
現在の「つみたてNISA」の3倍、「一般NISA」の2倍と1年間で投資できる金額が増額されました。
課税保有限度額が1,800万円のため、最短5年間(1800÷360)で枠を最大限使うことができます。
つみたて投資枠・成長投資枠併せて、年間360万円、総額1,800万円という普通の会社員にとっては、とても大きな金額になりました。早めに始めなければ損だからと無理に投資に回して、今の生活を削りすぎて日々の生活を楽しめなかったり、短期解約で元本割れをしてしまって後悔をすることがないように計画をたてて始めていきましょう!
まとめ
今までより使いやすい制度になりましたが、その分失敗しないように自己管理が必要です。
SNSや知人の「NISAで増えた」を鵜呑みにして、金額や期間を計画を立てずに始めてしまうと大きなリスクを背負ってしまうことになります!
ライフプランを立てて失敗しにくい資産運用を考えましょう。
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