【初心者向け】『ステーブルコイン』ってなに?実は知らないと危ない落とし穴
大分でファイナンシャルプランナーとして活動している中野晴香です。
仮想通貨といえば「ビットコイン」が有名ですが、最近「ステーブルコイン」も注目されています。
ですが、まだまだ「ステーブルコインってなに?」と思われる方も多いので、今回はこの『ステーブルコイン』についてご紹介します。

ステーブルコインとは?
「仮想通貨=価格が激しく動くもの」というイメージをお持ちの方も多いと思います。 その中で「ステーブルコイン」は、法定通貨(円やドルなど)や金などに価値を連動させることで、価格を安定させようと設計された仮想通貨の一種です。
例えば「1ドル=1コイン」のように、常に同じ価値を保つことを目指しています。
なぜ作られたの?
ビットコインなどの仮想通貨は、数時間で10%以上値動きすることも珍しくありません。 それでは日常的な支払いや送金には不便です。 そこで「決済や送金に安心して使えるように」と作られたのがステーブルコインです。
代表的なステーブルコイン
• USDT(テザー):ドルに連動。世界で最も取引量が多い
• USDC:米ドルに裏付けられ、透明性が比較的高い
• DAI:スマートコントラクトで価値を維持する仕組み

メリット
• 価格が比較的安定している
• 海外送金や決済に便利
• 仮想通貨取引所で「資金を一時的に避難させる場所」として使える
デメリット
• 落とし穴 「安定している」とはいえ、リスクがゼロではありません。
• 発行体の信用リスク(裏付け資産が本当にあるのか不透明な場合も)
• 法規制のリスク(国によって規制が厳しくなる可能性)
• 価値が保証されない可能性(過去にはペッグが外れた事例もあり)
つまり、「ドルと同じだから安心!」と過信するのは危険です。
投資との関係
ステーブルコインは「投資で増やす」ためのものではなく、 主に「価値を一時的に保管したり、送金するための道具」として使われています。 そのため、資産形成を目的とするなら株式や投資信託、不動産など「将来の収益が見込める資産」が基本です。
ステーブルコインはあくまで 補助的な役割 と考えた方が安心です。
実際に「私の場合はどんな資産づくりが合っているの?」と思った方は、プロに相談するのもおすすめです。
まとめ
• ステーブルコインは、法定通貨や資産に連動して価格を安定させた仮想通貨
• 便利な一方、信用リスクや規制リスクなどの落とし穴もある
• 投資で増やす目的には向かず、資産形成の中心にはなりにくい
結論
ステーブルコインは「知識として知っておくと役立つ」ものですが、資産づくりのメインはあくまで株や債券など安定した資産です。
本気で資産形成を考えたい方は、まずは安定した投資から。 無料相談もお気軽にご相談ください。


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