【急増するリバースモーゲージ】~そのメリットとリスクとは
年末年始、今回はひさしぶりに帰れた、2年ぶりに会えたなど
喜びの声とともに多いのが、
「実家の父が急に急に老けてて」
「会ってなかったら足腰が弱くなってました」
と、親の年齢、老いを感じる言葉もあります。
親の老いを感じると、急に思うのが
「実家どうしよう」問題です。
自分は家を建ててるし、兄弟は他県だし
退職金ももうなさそうだし、年金も少なそうだし、
もしもの時の介護資金とか、貯めてる様子もないし、
と、考え始めるとどんどん深みに始まります。
そんなときに知っておいてほしい制度のひとつとして
「リバースモーゲージ」の制度があります。
これは、
高齢者の方が自宅に住みながら自宅を担保に融資を受ける制度です。
年々、利用者が急増しており、人生100年時代の高齢期の生活資金を確保する手段として
これからもどんどん活用する方が増えることが予想されますが、
メリットと知らないと大きな大きな損害になってしまうデメリットがありますので、
今日はそのメリットとリスクについてお話します。
さて、そもそもリバースモーゲージは公的な制度としてのリバースモーゲージと
金融機関が取り扱うローン商品に分けられます。
<公的リバースモーゲージ>
国のリバースモーゲージは生活福祉資金貸付制度の中の不動産担保型生活資金がそれにあたります。
土地建物を所有し、将来にわたり自宅に住み続けたい高齢者世帯に対して、
不動産を担保として生活費を貸し付ける制度で、
基本一定の所得がある方は貸し付けが受けられないが、
自然災害の被災者向けの特別枠でリバースモーゲージの制度を利用して
自宅再建に利用できる融資を受けることもできます。
<金融機関のリバースモーゲージ>
こちらのサービスは民間の金融機関が住宅金融支援機構と連携して取り扱うものと
金融機関が独自で扱うものがあり、
どういったものもそうですが、
審査がゆるい、使途に広がりがあるものは金利が高い傾向にあります。
そもそもリバースモーゲージとは
貸し付け・融資・ローンと呼び名は違いますが、借金になります。
金利も発生します。
そもそもをよく知って、
本当に使うべき制度なのかどうなのか、
残債務が残れば、それは相続人が債務を負うことになります。
次の世代のことまでよく考えて吟味していきましょう。
個別にご相談されたいことがあれば、
いつでも担当者にお申しつけくださいね!
ファイナンシャルプランナー
日高叔子
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