【親の介護費用】実は医療より怖い⁉ 見落とされがちな“支出の盲点”
「介護のことは、まだ先の話…」そう思っていませんか?
けれど実際には、介護費のほうが医療費よりも家計を圧迫するケースが多いのです。
なぜなら、介護はある日突然始まり、そして終わりの見えない支出になるからです。
特に、親が地方で暮らし、子どもが都市部に住むような遠距離介護では、お金と心の両面に負担がかかります🍀
Topics
見落とされがちな“介護費用の盲点” 💡
多くの方が「医療費の方が高い」と思いがちですが、実は介護費のほうが長く続く支出です。
たとえば医療は高額療養費制度で上限が決まっていますが、介護には“天井”がありません。
つまり、気づかないうちに家計がじわじわと圧迫されていくのです。
さらに、介護は「生活全体」に関わる支出です。
食費・光熱費・交通費なども増えやすく、見えない出費が重なる構造になっています。
医療より介護のほうが家計を崩しやすい理由 🌿
- 在宅介護:デイサービス・訪問介護・オムツ代などで月8〜10万円。
- 施設介護:入居一時金+月額15〜25万円前後。
- 要介護度の上昇:介護度が上がると支出が倍増するケースも。
- 家族の支援コスト:交通費・宿泊費・収入減など、“目に見えない負担”。
このように、介護は「終わりが見えない支出」です。
将来の生活設計全体に影響を与える可能性があります。
👉 過去の記事「50代の働くおひとりさま女子が知っておきたい!」でも、支出整理の考え方を詳しく解説しています。
実際のご相談事例 💬
おひとりで働く50代女性は、大分で離れて暮らすお母さまの介護が始まりました。
当初はデイサービス中心で月8万円程度でしたが、転倒をきっかけに自宅介護中心へ。
訪問介護・福祉用具レンタル・見守りサービスを追加すると、月18万円超の支出になりました。
「母のために頑張りたいけど、いつまで続くのか不安で…」という言葉が印象的でした。
その後、ケアマネジャーと見直しを行い、介護保険+民間サービスの配分を整理。
結果として、月5万円の負担軽減につながり、気持ちにもゆとりが生まれました🌼
制度を知ることは、心の余裕を取り戻す第一歩。
介護は“知っておく”だけで、未来の安心につながります。
今日からできる介護費用の備え方 🪶
- 介護保険の自己負担割合を確認:所得により1〜3割に変動します。
- 要介護認定の申請を早めに:早期申請で利用できる支援が広がります。
- 民間保険・貯蓄のバランスを見直す:無理のない範囲で“払いすぎ”を防ぎましょう。
👉 医療費の見直しについては、【老後の不安】その正体は“払いすぎ”?もおすすめです。
心の準備が“お金の安心”をつくる 🌸
介護の備えは「お金のこと」だけではありません。
どこまで自分が関わり、どこから専門家に任せるのか——心の整理をしておくことが、いちばんの備えになります。
両親が元気な今だからこそ、「もしものときどうする?」を話すことが大切です。
勇気を出して話し合うことが、最大の親孝行。
早めの準備が、家族の絆を守ります🍀
まとめ 🌼
介護費用は「見えにくく・長く・終わりが読めない」支出です。
しかし、正しい知識と準備があれば、将来への不安は小さくなります。
今日の一歩が、明日の安心につながります。
ぜひ今のうちに、ご両親との未来について少しだけ話してみてください🌷
FP阿部由香は、大分を拠点におひとりさま支援コンサルタント・相続診断士として、
老後・介護・相続をトータルに支援しています。
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