【破産宣告!?】子どもが大人この制度の改悪点とは!?
ファイナンシャルプランナーの日高です。
今日は時事ネタ・最近のトピックスとして、
成人年齢の引き下げによるメリットデメリットをお伝えします。
民法の改正から今後の国の動きまで推察できますので、
是非、最後までご覧くださいね!
さて、民法の改正により、2022年4月から成人年齢が
20歳から18歳に引き下げられます。
今後は高校生であっても、18歳になれば、大人の仲間入り!
良い影響もあれば、気を付けないと人生さえも狂わせてしまう事態もあります。
まずは、知ること!
しっかり知ってお得に活用していきましょう!!
今回の改正キーワードはこの3つ!
1.契約
2.開設
3.税金
です。
1.契約
民法が定める成年年齢には、2つの意味があります。
「1人で契約できる年齢」
「父母の親権に服さない年齢」
いままでは、
スマホ・アパート・クレジットカードの契約などが、
親の承諾なしにはできませんでした。
それが、本人のみでできるようになりました。
児童養護施設に入所していると18歳になると行先がなくなります。
こういった状況のお子さんにはかなりの朗報かと思います。
ただ、その影響は「未成年者契約の取消」の法律にも及んでいます。
いままでは、未成年のお子さんが契約してしまった案件も
判断ができない未成年という扱いで契約取消がすぐにできていたのですが、
この法律の該当年齢も18歳未満に変更されてしまいました。
ということは、契約などでの失敗が許されなくなってきたということ。
大人だとひっかからないような広告にも
子どもたちだと素直に信じてしまいます。
そういったときに、クレジットカードを契約し、
知らない間にリボ払いになっていて、
気づいた時には、借金を抱えてのスタートだったなんてことにもなりかねません。
(一部のカードでは初期設定がリボ払いのカードもあります)
お先真っ暗!せっかく踏み出したばかりの人生がマイナスからのスタートになります!
かといって、この18歳年齢引き下げに関して、
「家庭でこういう教育をしてくださいね!」
「このプログラムを受けましょう!」
なんて報道は一切聞いたことがありません。
そうなんです。
国としては、数年前から有権者を増やす動きをしていますが、この制度によって、さらに消費者を増やし、経済を動かす方向に進んでいます。
人口が減ってきているので国も必死です。
でも、実害をこうむるのは私たち一般市民。
国はハード面は整えますが、その捉え方・伝え方は「自由」自助努力に任されてしまっています!
むやみに買わない
無駄なものにお金を出さない
なんでもほしがらない
欲というのは際限がないので、
「ない・ない・ない」の基本心構えを小さなころから教える家庭での教育が必要ですし、
大人でもリボ払いで苦しんでいる人が多い中、
子どもがこの「欲」を抑制できるのか、本当に不安です(;^_^A
残りの「開設」と「税金」はとてもメリットが高く、
上手に使いこなせば万単位で得をします!
是非、お得に使いこなしてくださいね!
つづいては
2.「開設」
18歳で証券口座が開設できるようになりました。
これにより自分一人で証券口座を開き、
管理することができるようになります。
ただし、NISA口座の18歳開設に関しては
2023年~のスタートになります。
でも、この証券口座こそ、売り買いの激しいものにしてしまうと、
思わぬ失敗の元です!!!!!
投資額とその投資先によりますが、
レバレッジの効いている商品だと、上がるときは嬉しいですが、
下がるときにもレバレッジが効きますので
要注意です!!!!
これも、お金の勉強・ライフプランの考え方が必要になってきますね。
さて、最後
3.税金
税金に関しても、成人が18歳に変更されます。
それに伴い、贈与税の対象年齢が広がったので、得する方も多いかと思います。
たとえば、結婚・子育て・育児のための贈与では、
1000万円まで非課税で贈与受けられるのですが、
この対象年齢が「20歳~50歳未満の子や孫」
だったものが、
「18歳以上~」に引き上げられたのです!
おじいちゃん、おばあちゃんからの贈与となると、
1年でも早く渡しておきたい!
なんて方にとっては、かなりの朗報でした!
あ!20歳のまま変わらないものもあります。
競馬・競輪・国民年金などは20歳から適用になります!
FPの私からみると、クレジットカードのキャッシング機能も十分危ないと思いますけどね!!
法律、制度と変わったよというアナウンスはあるけれど、私たちは具体的にその特徴を捉えることだけでなく、時代の動きを先読みすることが大切です。
「情報収集力」と「自助努力」、
時代を読み取り舵をきっていく力が必要になっていきそうです。
今後も、メルマガやオンライン講座を通して、お伝えしていきますね。
また、暮らしのなかで、制度のことや社会保障のことまで含めてアドバイスもできますので、
気になることがあったら、いつでもお声かけくださいね!
ファイナンシャルプランナー
投資診断士
終活アドバイザー
子育て支援コンサルタント
日高叔子
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